第2回ひょうご農福連携コンテスト第2回ひょうご農福連携コンテスト

「農福連携」とは?

農福連携とは、農業と福祉が連携し、
農業経営の発展とともに、
障害者の農業分野での
活躍を通じて生きがい等を創出し、

社会参画を促す取り組みです。

「ひょうご農福連携コンテスト」は、

兵庫県全域で「農福連携」を定着させていくために、

障害福祉サービス事業所でこれまでに実施している
特色ある取り組みや、
これから実施しようとしている
事業アイデアを募集。
コンテストを通じて事業化やブラッシュアップを図り、

好事例の他地域への
展開等を進めていこうと実施しています。

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ひょうご農福連携コンテスト

エントリープラン

阪神北地域

①6次産業化を目指す地元農家との連携
②地域の多様な機関を交えた商品開発による農福連携

農業生産品を加工販売できる当事業所では、地元農家とのつながりもあり、地元からも連携を模索されていた。これまでに地元農家協力の下、サツマイモやいちじく栽培を行い、収穫した農作物は給食やレストランの食材で使用するほか、加工販売にも取り組んでいる。地域の関係機関との連携では黒豆枝豆の商品開発も行う。耕作放棄地や農地周辺の放置されている里山などを有効活用し、事業所の社会的ステイタスを高めるとともに、利用者や就業中の社会的つながりが得にくい若者たちが、日本の農業の担い手となることを目指したい。

  • 事業所名/こむの事業所
  • 住所/〒665-0867 
    兵庫県宝塚市売布東の町12-9
  • TEL/0797-87-8330
東播磨地域

たかさご米の生産・販売推進計画

高砂市では農家戸数の減少とともに、不作付け地の拡大が進む。担い手の農家が農地集積を進めていくことが解決策のひとつであるが、将来本格的な農福連携を行いたい当事業所としてまずは販売拡大を通じて、これらの課題に取り組む農家を応援している。目標は毎年耕作放棄地を1つ以上水田に戻していくこと。数年後には「たかさご米」を高砂市民ならだれもが知る米として地産地消を推進し、販売を安定化させるとともに、後継者のいない農地を預かり生産拡大を行うことで農地の減少を食い止めたい。

  • 事業所名/納豆工房なっとこちゃん
  • 住所/〒676-0082 
    兵庫県高砂市曽根町1780-1
  • TEL/079-448-5400
西播磨地域

受注した農作業の仕事は120%達成を目指します

企業からの受託作業が中心だったが、コロナ禍により作業収入が減る中、農業分野での可能性を知り取り組みを開始。現在は3農業者と契約して農作業に従事している。作業依頼があった際には必ず現地で作業内容や農場での環境を確認し、100%できると判断した作業を受注し、その仕事は120%達成できるよう目指している。作業にあたっては工程を分解し、一人ひとりの特性を見ながら得意な部分に従事してもらうことにしている。今後も地域行政と連携しながら農福連携を推進し、情報を発信していきたい。

  • 事業所名/赤穂市立さくら園
  • 住所/〒678-0252 
    兵庫県赤穂市大津1327-56
  • TEL/0791-42-3349
淡路地域

人と野菜の多様性×雇用創出

障害児通所支援事業を行うなかで、子ども達の未来の自立を考えた時に好きなことや得意なことを活かせる選択肢がないことや工賃の低さに問題を感じてきた。一方で農家では、農業従事者が減り、耕作放棄地が増加している。双方の課題を同時に解決し、障害のある方がイキイキと働き農業も盛り上げるため、就労継続支援B型事業所を2022年6月に開所。今後、野菜の販売や6次化商品の開発・販売で工賃の向上につなげるだけでなく、人が畑に集まる環境を作り、多世代の多様な人たちが集う地域に開かれた福祉事業所にしていきたい。

  • 事業所名/就労継続支援B型事業所MUKU
  • 住所/〒656-2131 
    兵庫県淡路市志筑109-2
  • TEL/0799-70-5218
東播磨地域

かこっとんプロジェクト・チャレンジパートⅡ

江戸時代、日本でも有数の綿花栽培地だった加古川市。一度は生産が途絶えたが、繊維文化と地場産業の復活を目指し始まった「かこっとんプロジェクト」。このプロジェクトと縁があり、志方町の休耕田で綿花栽培を始めた。令和4年5月、2度目の綿花栽培を開始。9月の収穫期には作柄も良く、1,000㎡あたり100Kgを超える収穫となった。今年度は綿にとどまらずリースの材料となる「ガク」の商品出荷や、生け花の素材となる「コットンボール」も商品にどうかと声がけがあり、綿花の栽培がもたらす商品開発が広がっている。

  • 事業所名/アンソレイエ・レーヴ
  • 住所/〒675-0054 
    兵庫県加古川市米田町平津495-4
  • TEL/079-431-1150

第2回 審査について

審査は令和5年1月30日(月)に審査員6名による審査会を行いました。最も評価が高かった事業アイデアがグランプリに、審査委員の評価により2事業所が優秀賞に選ばれました。

第2回ひょうご農福連携コンテストグランプリ

かこっとんプロジェクト
・チャレンジパートⅡ

アンソレイエ・レーヴ
第2回ひょうご農福連携コンテスト優秀賞

受注した農作業の仕事は
120%達成を目指します

赤穂市立さくら園

第2回ひょうご農福連携コンテスト優秀賞

人と野菜の多様性×雇用創出

就労継続支援B型事業所MUKU